日本で美術という用語が使われだしたのは1873年頃だそうです。元号であらわすと明治6年です。ですが、明治6年の美術はあくまで「アート」としての位置づけです。

日本では、古代から明治初期まで「美術」という用語はありませんでしたが、多種多少な文化作品を生み出してきました。

美術はなくとも歴史は2679年と世界最長の歴史を持っています。そこで、これからの日本の美術に携わりたい人におすすめの大学を紹介します。

東京学芸大学の教育学部に通っている

古くから多くの学校教育学者を輩出してきた東京芸術大学は、美術大学の中でも珍しく幼稚園から高校までの幅広い教育を教えている大学です。

私は子どもに表現の面白さを伝えたかったので、芸術だけを問いている大学ではなく、教育現場での芸術にこだわった大学を希望していました。

東京芸術大学は小学校図画工作の特性や、子どもの創意工夫意欲を高める方法を学べる貴重な大学です。座学での講義だけでなく、大学の郊外へ行き直接子どもたちと触れ合うワークショップも開いています。

美術教育では専門工具類の使い方も習得しなればなりません。デザインや絵画、彫刻、デザインで使用する美術専門工具の幅広い使い方と奥深さも学べます。

また、絵画だけでなく、映像や演劇、音楽など現代のメディアにそくした講義も行っています。

このようにさまざまな美術・芸術分野に対する造詣を深める講義をしている東京芸術大学のヴィジョンは教育を中心としつつも、学問としての美術も深く探究できる美術大学です。

東京芸術大学の入試は特殊で、試験と面接だけではありません。芸術に携わるものとして相応しいか確認する実技試験もあります。実技は他の美術大学と違い傾向が特殊なので、入学生に知り合いや親戚がいたら傾向を聞くといいかもしれません。

将来美術関連の職業に就きたいと思っている

私は芸術分野で教育できる仕事に就きたいと思い東京芸術大学に入学しました。東京芸術大学を卒業した後の進路は教育指導者だけではありません。塾や通信講座の教育に関わったり、東京芸術大学で身に着けたデザイン能力を活かした職に就いたりしています。

具体的には印刷業や機械器具の製造業です。現代では印刷だけに限らずWEBデザイナーの需要が高まっているので、デジタルコンテンツデザインへ進む人も少なくありません。

幾らコンピューターネットワークがすぐれたものになっても最終的にデザインを決めるのは人間です。東京芸術大学ではこれからの世の中に必要な教育人材だけでなく、デジタルコンテンツデザインへの道も開けます。デザインはこれかも人間中心に進む産業ですから、むしろ伸びしろがあるといえるでしょう。

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