絵画 買取

20世紀で最も有名?

誰もが一度は名前を聞いたことがあると思われる画家の1人に、ピカソがいます。
彼は、スペイン出身で亡くなったのは91歳と、かなりの長生きでした。
その間に制作した作品は、素描と油絵で約1万3500点、版画が約10万点、挿絵が約3万4000点、陶器と彫刻が約300点と、驚くほどの数になっています。

ギネスブックにも、ピカソは最も多作な美術家だと記されており、様々なメディアに詳細が記載されている他、絵画買取専門店でも有名な画家として取引がされています。

ピカソは多作なだけでなく、その作風がめまぐるしく変わったことでも有名な画家です。
それぞれに「○○の時代」と呼ばれていて、特に、青の時代、バラ色の時代はよく聞きますね。
彼の才能は子どもの頃から開花していて、まだ8歳の頃に描いたリンゴの絵を見た彼の父親は画家だったのですが、絵を描くことを辞めてしまったといいます。

洗礼名の長さはピカイチ

ちなみに、ピカソの洗礼名はとても長く、長い名前の例としてよく出されます。
名前なのに諸説あるというのも不思議な話ですが、彼の名前には諸説ありますが、「パブロ・ディエゴ・ホセ・フランシスコ・デ・パウラ・ファン・ネポムセーノ・マリーア・デ・ロス・レメディオス・クリスピアーノ・デ・ラ・サンティシマ・トリニダード」とされています。
これでもフルネームではなく、この後に父親と母親の第1姓が続き、「ルイス・ピカソ」とつきます。
あまりに長いので、自分の名前を自分でもきちんと覚えていない、というのがピカソが定番としていた冗談だそうです。
スペインでは「ルイス」というのはよくあるありふれた姓だそうですが、「ピカソ」は珍しいのだと言います。

ピカソの代表作

ピカソの代表作として最も有名なのは、やはり「ゲルニカ」ではないでしょうか。
この作品は、スペインが内戦をしている時に描かれた絵で、ドイツ空軍によってゲルニカという都市が受けた無差別爆撃が主題となっています。
20世紀を象徴する絵とも言われ、準備と制作を完全に記録されている絵であるともされています。
今では有名となり評価も高い「ゲルニカ」ですが、発表したばかりの頃はそれほどの評価はありませんでした。
しかし、やがて抵抗や反戦のシンボルとされ、ピカソが亡くなった後も、この絵の保管場所についての論争が起こったそうです。

「ゲルニカ」と同時期の作品で、これも有名なのが「泣く女」です。
あまり知られていませんが、「泣く女」は1枚だけではなく複数点あり、その大胆な色使いもあって、私はこちらの作品の方が好きです。

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