そもそもデザインとは何か?
先日、特別講師としてある有名なデザイナーさんが大学に来られていました。
私はデザインが専門というわけではありませんが、何かしら学ぶところ、いかせるところがあるだろうと思いましたし、なかなかこんな機会はないだろうと思ったので受講してきました。
結果から言うと、行って本当に良かったと思います。
というのも、実際にプロフェッショナルとして働いてらっしゃるデザイナーさんの、本音を交えた話が聞けたからです。
デザイナーさんに限らず、第一線で活躍している方の話というのは、どんな分野でもとても勉強になるものだと思っています。
今回、まずはデザインとはそもそも何なのかという話から始まり、これまで持っていたデザインに対してのイメージがかなり変わったように思います。
私がこれまでデザインに対して持っていたイメージは、外観を良くするために新しい形を創り出すこと、というような感じだったんですが、お話を聞いてみるとそれだけではなく、設計という意味合いもあるのだと分かりました。
そして、デザインの語源がデッサンと同じラテン語だと聞いて、とてもびっくりしました。
今まで、デッサンの語源についても知らなかったのですが、ラテン語で記号として計画を表すという意味の言葉なのだそうです。
デザインは見た目を良くするのが目的なのではなく、ある問題を解決するために概念や思考の組み立てを行って、あらゆる媒体に応じた表現をすることなのだ、ということでした。
つまり、デザインによって見た目が良くなっているのは、あくまでも結果であって、それが目的ではないのだということですね。
この時、デザイナーさんがiPhoneなどで有名なスティーブ・ジョブズの言葉を引用していたのですが、それがとても印象的でした。
デザインはどう見えるのかではなく、どう機能するのかが大事、というような主旨の言葉でした。
デザインの基礎について
それから、デザインの基本原則についてのお話もされていました。
基本原則には4つあり、それぞれが互いに関連しあっていて、デザインする時にはどれか1つだけの基本原則しか使わない、というのはほとんどないのだということでした。
その4つには、コントラストと整列、近接に反復ということがありました。
メモを取りながら聞いていたのでこうしてはっきり分かるのですが、メモがなかったら忘れてしまいそうです。
簡単に言うと、大胆なくらい違いをはっきりさせるのがコントラスト、目に見えない線で全ての要素が視覚的につながるようにするのが整列、関連する項目はグループ化させて全体の流れが目追えるようにするのが近接、作品全体を通してデザイン上にある特徴を繰り返すのが反復、ということでした。
これを覚えておくと、私のように油彩がメインの人でも役に立つことがある、とおっしゃっていました。
特別授業を終えて
特別授業を終えてみて私の中になかった世界感が広がったように感じました。
デザイナーさんは話をする前に自分の生い立ちから順を追って説明してくれました。この考えに至るまでにどういうプロセスをたどったのかわかるので話がすんなり入ってきました。
デザイナーさんは高校生の時にアメリカ留学をして、日本にいた時とは違う感覚を吸収することができたといっていて、若い時ほど色々な世界を見たほうがいいとも教えてくれました。
多感な時ほど広い世界があるのを知ると世界が違って見えるといってくれたのが今でも私の心に刺さっています。
大学在学中にアメリカ留学というのも少し考えていて、色々調べ恥じました。
短期留学でもいいとは言っていましたが、デザイナーさんはアメリカの大学で美術を学びアーティストになりました。
真似をするわけではありませんが、そういう経験をしてみたいと思っています。
気になっているのは大学生・社会人からでも留学できるNCN米国大学機構の留学制度です。
実はここデザイナーさんが実際に使った留学制度としておすすめしてくれていた機関なんです。なので、もし私と同様に留学してみたいと思っている人がいれば参考にしてみてはいかがでしょうか。
それでは次の作品で、今回聞いたお話をいかせたらと思います。